EDと生活習慣の関係

薬を飲む男性

皆さんは、EDという言葉について聞いたことがありますか。
EDとは、Erectile Dysfunction(勃起不全)の頭文字をとったもので、勃起機能の低下を意味します。
この言葉から完全に勃起ができない状態であるという症状を想像するかもしれませんが、そうではありません。
定義としては「性交時に十分な勃起やその維持ができずに、満足な性交が行えない状態」とされており、勃起に時間がかかる、勃起しても途中で萎えてしまう、満足のいく性交ができない、などもその症状として挙げることができます。

この原因は、一般的には年齢や女性や性交に対する恐怖心だといわれています。
しかし、それだけが原因ではありません。
その原因を考えるにあたって、勃起の仕組みについて述べます。
通常は、性的刺激が神経を介して陰茎に伝わり、陰茎海綿体の動脈が大きく広がり血液が流れ込むことによって勃起します。
しかし、EDの場合は陰茎海綿体の動脈が広がらず勃起することができないため、性行為をスムーズに行うことができません。

したがって、勃起のメカニズム上、血管に障害をもたらすものがすべてその原因となり得ます。
具体的に原因を挙げると、運動不足、カロリー過多、喫煙、飲酒などの行動、それらの行動が原因となる糖尿病などの生活習慣病、生活習慣の乱れによって引き起こされるメタボリックシンドロームなどがあります。
高血圧・高脂血症も血管に悪い影響を与えるため、同様に原因として挙げられます。
このように、多くの原因は生活習慣が関係しています。
単なる加齢だけ、また女性の魅力だけが勃起不全の原因であるという認識は間違いであり、それを正しく理解することが一つの治療でもあるといえます。

EDの問題を抱えるカップルには、病院に行って診断を受けたことがない場合や、年齢のせいだとあきらめている場合も多いでしょう。
また、パートナーが勃起しないことで自身の魅力が足らないのではないかと悩む女性も少なからずいらっしゃることと思います。
しかし、その原因として生活習慣が大きく関係していることから、夫婦が協力してその症状改善に努めることが不可欠です。
男性のみの問題ではなく、日々の過ごし方や食生活が大きく関係するため、原因は男性のみでなく女性にもあると考えるのが妥当だといえます。
自身の性能力について悩む男性のみならず、そのパートナーである女性もまたEDに対する理解を深め、早めの対策と治療に尽力する必要があります。